お知らせ
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2025.05.02
百日咳の流行について注意喚起が行われました
現在、百日咳の患者数は全国的にも多い状況となっており、兵庫県内においても兵庫県感染症発生動向調査週報第15週(本年4月7日~4月13日)では86人の報告があり、今年の累計患者数は404人とすでに昨年度を上回り急激に患者数が増加していることから、注意喚起が行われました。
GW期間に人の多い場所にお出かけになられる際など、マスクの着用や手洗いなどの感染対策を行ってください。
(以下、兵庫県のHPより引用)
百日咳とは
百日咳は、百日咳菌による急性気道感染症です。
特徴的な咳が長く続き、1歳未満乳児(特に生後6か月以下)では、まれに亡くなってしまうことがあります。
また、肺炎やけいれん、脳炎などを引き起こしてしまうこともあります。
【症状】
成人では、咳は長期間続きますが、比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れることがあります。
症状は、7~10日程度の潜伏期間を経て、
- 風邪症状がみられ、次第に咳の回数が増えて強くなっていきます(カタル期:約2週間)。
- その後、短い咳が連続的に起こり、咳の最後に大きく息を吸い込み、痰を出しておさまるという症状を繰り返します(痙咳期:約2~3週間)。
- 激しい咳は次第におさまりますが、時折、発作性の咳がみられます(回復期:2、3週間~)。
【感染経路】
主に、患者の咳やくしゃみなどにより、しぶきに含まれる細菌を吸い込むことによって感染します(飛沫感染)。
【予防】
咳エチケットなどの一般的な感染対策が有効となります。
また、定期の予防接種としては、生後2か月から計4回DPT-IPV-Hib(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ・インフルエンザ菌b型)5種混合ワクチンを接種できます。
定期の予防接種に関しては、お住いの市町へお問い合わせください。
【治療】
治療には、マクロライド系抗菌薬が検討されます。医師から処方された抗菌薬は指示どおり服薬してください。
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